こんにちは、Nokoです!
NHK大河ドラマ「青天を衝け」で心に残った場面やセリフをご紹介するシリーズの9回目。
今回の記事では
第12回「栄一の旅立ち」
からご紹介します!
「あぁ、わかる!このセリフ響くわ!」
というものから、
「え?私は何とも思わないな…」
というものまであるかと思いますが、完全に私の主観で選んでます。
ドラマを観た方も、観ていない方も、何か感じられるものがあれば幸いです!
※この記事はドラマの内容を含みます。ネタバレが嫌な方は下記の配信先などから先にドラマをご覧ください。
では、心に残った場面やセリフをご紹介していきます!
(登場人物の敬称は略しています)
「青天を衝け」第12回で特に心に残った場面や言葉【8つ】
第12回「栄一の旅立ち」より。
今回紹介する登場人物はこちら↓
登場人物を詳しく知るため、主な登場人物の相関図を見る(NHKのページへ)
『お前様… 一つだけお願いがございます。 うたを 抱いてやっていただけませんか。』
渋沢栄一へ、妻の千代からの切実なお願い。
『お前様… 一つだけお願いがございます。 うたを 抱いてやっていただけませんか。』
うた(自分のこども)が生まれてから、一度も抱いていないとのこと。
このお願いの前に、千代は栄一のために頭を下げています。
お願いして渋沢家から勘当してもらい家を出るのに、自分の子どもを一度も抱かないなんて…衝撃を受けました。
栄一は何考えてんだか!!
前の子が生まれたときはとても可愛がっていたのに!
態度も素っ気ない感じですし、観ていて怒れてしまいます…(`A´)
『手っとり早くぶっつぶしに行くには もってこいの場所だぜ。』
平岡円四郎が栄一と渋沢喜作を家臣に誘う場面での言葉。
『おめえらが ぶっつぶしてえっていうのが ご公儀だと言うなら…』
『我が殿がいる所は 江戸のお城のど真ん中だ。』
『手っとり早くぶっつぶしに行くには もってこいの場所だぜ。』
よく考えると、なかなかおかしなことを言っていますよね。
「公儀を内側からつぶせる場所」とか、
「手っ取り早くつぶす」とか。
円四郎たちは大胆不敵な行動を起こしそうですよね…。
味方ならとても心強いですが、敵なら恐ろしすぎる…と感じます((( ゚д゚;)))
『人に名前を聞くんだったら 先に名乗らねぇか!』
栄一と喜作が先に名乗らることをせずに、円四郎に名前を聞こうとするシーン。
『人に名前を聞くんだったら 先に名乗らねぇか!』
この言葉の前まで円四郎は穏やかに話していたのですが、ここは厳しく一言放ちます。
礼儀に関してはとても厳しい人のようですね。
とても大事なことだと思います。
今までここまで声を大きく発したのを観ていなかったので、印象に残りました。
『攘夷って思想が 長い時がたつうちに変異して とんでもねぇはやり病に なっちまった気がしてる。』
川路聖謨が円四郎に述べた言葉。
『攘夷って思想が 長い時がたつうちに変異して とんでもねぇはやり病に なっちまった気がしてる。』
水戸の人たちが”攘夷”と盛り上がっているのを川路は冷静に鋭く見ています。
”攘夷”の本質がズレて、変に広まっているのでは?と懸念していますね。
過剰な盛り上がりで本質を見失って、違った方向に広がってしまうのは恐ろしいことだと思います。
変異が進んでしまい、大事にならなければ良いのですが…。
『俺は命を捨ててでも お前たちを思いとどまらせる。』
尾高惇忠たちの「高崎城乗っ取り&横浜焼き討ち」計画を尾高長七郎が体を張って止めようと言ったセリフ。
『お前たちが暴挙で そろって打ち首になるよりはましだ!』
『俺は命を捨ててでも お前たちを思いとどまらせる。』
第11回「横濱焼き討ち計画」では、栄一が長七郎に”無駄死にだ”と暗殺を止めていましたが、今回は逆ですね。
長七郎が栄一たちを止めます。
自分の命を捨ててでも、そして涙を流して必死に計画を中止にさせようとする長七郎の姿が強く残りました。
このときの長七郎の心境がとても複雑そうです…。
今まで信じてきた”天子様”(天皇)の意向が、自分たちの想うところとは違ったようで…
心の支えを失ってしまったようで、心配になります。
『死なねぇでよかったぁ。』
栄一が千代に吐いた本音。
『死なねぇでよかったぁ。』
栄一がうたの顔をまともに見られなかったのは、市太郎(先に亡くなった子)の時みたいに失うのが怖かったから。
いろいろあって自分の弱い部分と向き合って、うたを抱くことができました。
そして、
『うたを抱いたからには 俺は 自ら死ぬなんて二度と言わねぇ。』
と宣言しました。
栄一はこれから命を大事に生きていくのでしょうね!
前は「自分の子どもなのに何であんな素っ気ない態度なの?」なんて思いましたが、栄一のメンタルが原因だったんですね。
死なずに うたちゃんを抱いてあげられて、本当に良かったです(^^)
『曲がったり 時には間違えて引き返したって よいではありませんか。』
千代から栄一へのフォローの言葉。
『道は 決してまっすぐではありません。』
『曲がったり 時には間違えて引き返したって よいではありませんか。』
自分の信じた道が間違っていたことを認めましたが、”臆病者”だとか、”愚かで みっともねぇ”だとか、”口ばっか”と言う栄一に、千代は「孔子」の話を持ち出して慰めています。
心に響く、とても良いシーンでした。
誰にだって、間違いはありますよね。
人生うまくいくばかりではないですもんね。
千代は…本当にできた方ですね。
[栄一が「高崎城乗っ取り計画」やお金を盗んだことについて、市郎右衛門に白状したシーン]
かなり物騒な内容も含まれていますが、栄一は父の市郎右衛門へ正直に伝えています。
今まで隠していたことを打ち明け、村に迷惑をかけないように京へ向かうと言う栄一に、市郎右衛門は声をかけます。
『俺はもう お前のすることに是非は言わねぇ。』
『物の道理だけは踏み外すなよ。』
栄一を独り立ちさせるような言い方ですね。
さらに今後の心配をし、市郎右衛門は栄一に餞別を贈ります。
(この二人の会話を母のゑいは部屋の外で口を挟まず、見守るように聞いていました。)
親心が沁みるシーンでした。
第12回で、上記以外の心に残った場面や言葉
上記以外にも心に残った場面や言葉があるのでご紹介。
『実はね… とっさまも 若ぇ頃は お武家様になりたがってたんだよ。』
ゑいが娘たちと話しているときに言った言葉。
とっさま(市郎右衛門)は若い頃、本を読んで武芸を学んで武士になろうと思っていたことがあったそうですね。
だから、栄一の気持ちが分かって、背中を押すことができたのかもしれませんね。
過去に武士になりたがっていた市郎右衛門ですが、今は「百姓は自分の腕で勝負ができて、やりがいがある」と言って仕事に誇りを持っている姿が格好良いですね。
(第2回「栄一、踊る」の放送では、その姿がとてもよく表れていると思います。)
[円四郎が栄一と喜作を家臣に誘うシーン]
栄一の真っ直ぐな想いを聞けて良かったです。
栄一が人に追われて逃げたのは、”命をかけた使命を果たすまで死ねない”という思いがあり、強く伝わってきました。
また、円四郎が二人を家臣に誘うときの雰囲気は威圧的ではなく、威張ってもおらず、仲間としてメンバーに加えたいという感じが伝わって、とても好感を持てました。
そして、いち農民(栄一たち)に「おかしれぇ」と興味を持っているところも素敵です。
『やっぱり さみしい。』
喜作と別れる前に、妻 よしが喜作に言った言葉。
喜作が家のことを心配をしないようにと、
「家のことも 私のことも一切忘れてください」
と言っていますが、やっぱり”忘れないで”ほしいと素直に気持ちを打ち明けるところが可愛らしかったです。
さいごに
以上、大河ドラマ「青天を衝け」第12回「栄一の旅立ち」で心に残った場面や言葉をご紹介しました。
- 『お前様… 一つだけお願いがございます。 うたを 抱いてやっていただけませんか。』
- 『手っとり早くぶっつぶしに行くには もってこいの場所だぜ。』
- 『人に名前を聞くんだったら 先に名乗らねぇか!』
- 『攘夷って思想が 長い時がたつうちに変異して とんでもねぇはやり病に なっちまった気がしてる。』
- 『俺は命を捨ててでも お前たちを思いとどまらせる。』
- 『死なねぇでよかったぁ。』
- 『曲がったり 時には間違えて引き返したって よいではありませんか。』
- [栄一が「高崎城乗っ取り計画」やお金を盗んだことについて、市郎右衛門に白状したシーン]
どれか一つでも気になる言葉や場面はありましたか?
この記事を見てくれた方の心に残るものがあれば嬉しく思います♪
◇ ◇ ◇
惇忠たちの企てた計画は中止になり、新たな道を模索しようと喜作と京へ向かうことになった栄一。
子どもを抱くことができ、妻にも気持ちを正直に伝えられ、父にも隠し事を打ち明けることができたので、気持ち新たに旅立てそうですね。
京ではどんな物語が始まるのか…。
次回も楽しみですね!
視聴者を惹き込む魅力いっぱいの本当に素晴らしいドラマなので、未視聴の方はぜひ、映像を観てみてくださいね♪
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