家族、学校、職場などで、相手の言動に対して「イラッ」とするときはありませんか?
やってくれると思っていた皿洗いをしてくれない、友達がイヤなことをしてきた、仕事しない上司がいる、というような時にイラっとしたことがあるのではないでしょうか?
私は相手に対してイラっとくることはあります。
何度言っても家の道具を元の場所に戻してくれない、洗濯物はひっくり返って脱いだままにされる、食べたら食べっぱなし…など。
しかし、人から学んだある考え方で、イラっとすることが殆どなくなりました。
今回、その考え方をお伝えします。
相手の言動に対して「イラっ」としにくくなる考え方、それは・・・
『相手に過度に期待しない』ことです!
えっ、と驚かれた方もいるかもしれませんが、イラっとする時というのは、自分が(知らず知らずのうちに)期待していたことに、相手が応えてくれなかったときになりやすいです。
最初の例でいうと、
・やってくれると思っていた皿洗いをしてくれない → (やってくれると期待したのに、)やってくれなかった
・友達がイヤなことをしてきた → (友達だからイヤなことはしないと期待したのに、)期待を裏切ってイヤなことをしてきた
・仕事しない上司がいる → (上司だから仕事して当たり前と期待するが、その期待に)応えてくれなかった
というように、知らず知らずのうちに相手に期待をしてしまい、その期待に応えてもらえず腹が立つ、といった状態になっています。
しかも、相手への期待のハードルを上げている場合もあります。
根本的な解決方法は、しっかりと話し合ったり、人事などに相談することになりますが、今回はイラっとしにくくなる考え方なので、今回ここでは述べません。
『相手に期待しない』ことで、相手の言動に対して怒りの感情がわきにくくなります。
上の例の、「やってくれると思っていた皿洗いをしてくれない」では、相手が皿洗いをしない前提で考えます。
そうすると、皿洗いされてなくても仕方ない、と思えるようになってきます。
(また、「人は言われたことを忘れることがある」と頭の片隅に入れておくのも大事な考えです。)
そのように、相手がしない前提で考えると、ちゃんと皿洗いしてくれた時に感動したり、感謝の気持ちが大きく湧いてきます。
やってくれることに対して、「(えっ、やってくれたの!?自分でやらなくて済んだ!)ありがとう!!」と思えるようになります。
この考えに慣れていないと、「相手がやって当たり前!!」と思い、自分の思うようにならない時にイラっとしてしまいます。
・友達にイヤなことをされても、
「友達も感情ある人間だから、今日は何か他にイヤなことでもあったのかな?たまには、しょうがないよね」
と考えたり、
仕事しない上司にも、
「この上司はこの特定の仕事が苦手だから、これは出来なくてもしょうがないよね」
と考えられます。
(あくまで考えの話です。会社としては問題ですが。)
これらのように、相手に過度に期待してしまうがために、イラっときてしまうことがあります。
人間だれしも得意、不得意、感情の良し悪しなどがあるので、そういったことも考慮しつつ、相手に期待せずにおくと心の安定が保ちやすいと思います。
先ほども言いましたが、相手に期待しないという考え方はイラっとする感情を抱きにくくします。
しかし、根本的には解決しませんので、落ち着いたら対話したり、対策を考えたりして、改善することをおすすめします。
他には、「アンガーマネジメント」という、怒りをコントロールする手法もあります。
私は相手に期待しすぎないようにして、怒りの感情を湧きにくくしました。
相手を見下すのではなく、「仕事で頭がいっぱいいっぱいで忘れちゃったのかな?」とか、「今日は何か辛い事でもあって、いつもの状態を保てなかったのかな?」、「しかたないよね。やってくれたら、超ラッキー」と思うくらいの感覚でいます。
このように考えるだけで、イラっとしにくくなりますので、この考えが参考になると嬉しく思います。
みなさまがよりよい気持ちで、よりよい生活を送れますように!
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