こんにちは、Nokoです!
NHK大河ドラマ「青天を衝け」で心に残った場面やセリフをご紹介するシリーズの4回目。
今回の記事では
第5回「栄一、揺れる」
からご紹介します!
「あぁ、わかる!このセリフ響くわ!」
というものから、
「え?私は何とも思わないな…」
というものまであるかと思いますが、完全に私の主観で選んでます。
ドラマを観た方も、観ていない方も、何か感じられるものがあれば幸いです!
今回は涙なくして観られない回です…。
私は毎回涙を流しながら観返してます(T-T)
※この記事はドラマの内容を含みます。ネタバレが嫌な方は下記の配信先などから先にドラマをご覧ください。
では、心に残った場面やセリフをご紹介していきます!
(登場人物の敬称は略しています)
「青天を衝け」第5回で特に心に残った場面や言葉【5つ】
第5回「栄一、揺れる」より。
今回紹介する登場人物はこちら↓
登場人物を詳しく知るため、主な登場人物の相関図を見る(NHKのページへ)
『承服できねぇ。』
岡部の陣屋へ行き、不条理なことをされて怒りが収まらない渋沢栄一の声(気持ち)。
『承服できねぇ。』
道理の通らないやり方に立腹し、いとこの尾高惇忠と渋沢喜作に怒りの気持ち吐き出す栄一。
伯父さんや父たちは代官の言われるがまま。
しかし、栄一は理不尽なやり方に疑問を持ち、怒りを覚え、それなのに何もできずに情けなく思っています。
こういった経験があって、栄一は”世の中の在り方”について色々と思うところがあり、より良い世の中へ変えていこうとする原動力になったんだなぁ…と観ています。
今後の展開が楽しみです♪
『誰しも 掛けがえのなきものを 天災で失うは耐え難きこと。』
日本と和親を結ぼうとしていたロシアの船が地震で津波を受け、大変な目に遭っているところへ攻撃を仕掛けようとした徳川斉昭に藤田東湖が言ったセリフ。
『誰しも 掛けがえのなきものを 天災で失うは耐え難きこと。』
このセリフの少し前に、
『異国人とて 国には親や友がありましょう。』
と言っており、他国の人物であろうと、”人間”として扱っています。
天災で掛けがえのない人を失うのは、本当に辛いことですよね…。
外国の人から日本国を守ろうと必死になっている斉昭の気持ちを理解しつつも、「この状況でどう行動を起こすのが良いのか?」を冷静に考え、斉昭へ伝えています。
”人としての在り方”を心に訴えかける、とても強く印象に残るシーンでした。
『このような時に 異国も何もあるか!』
津波の被害に遭ったロシアの船人へのコメの配給に対し、
『これ以上夷狄に…』
とこぼした人物に、川路聖謨(かわじ としあきら)が放った言葉。
『このような時に 異国も何もあるか!』
自国民、他国民関係なく、困った人への助け。
こちらも”人としての在り方”についての問いを投げかける、印象的なシーンでした。
『強く見えるものほど 弱きものです。弱きものとて強いところもある。人は一面ではございません。』
千代が栄一に言った言葉。
『強く見えるものほど 弱きものです。弱きものとて強いところもある。 人は一面ではございません。』
人はいくつもの面を持っているという、本質を突いたセリフではないかと思います。
強く見える者が実は強がっているだけであったり、弱く見える者が実は強さを内に秘めていたり。
人には強い面、弱い面、さまざまな面があるからこそ、魅力的なのかなと思います(^^)
『うちの姉さまだってそんなに弱かねぇぞ』
金神と井戸の神、そして無縁仏のたたりによって、栄一の姉(なか)の様子がおかしくなったと言われ、それに対して栄一が色々問うたあと放ったセリフ。
『うちの姉さまだってそんなに弱かねぇぞ』
栄一は姉がいない場で、姉の心の強さを集まった大勢の前で主張しています。
姉を信用していないと言えないですよね。
栄一の家族、みんな なかのことを想っていて、とてもほっこりしました。
温かい家族だなぁ…って、本当に感じます。
上記以外の心に残った場面や言葉
上記以外にも第5回で心に残った場面や言葉があるのでご紹介。
『悲憤慷慨(ひふんこうがい)』
『「慷慨」とは 正義の気持ちを持ち 世の不正に憤り 嘆くことを言うんだ。』
惇忠が栄一に言ったセリフ。
この時代には悲憤慷慨する人が多くいたようです。
(※”僅か7%ほどの武士がその他の人々を支配していた時代”だそうです)
徳川家が栄えていた裏で、いろんな思いが渦巻いていたんですね。
(時代、場所問わず、いつの世も、世の中が変化を求める雰囲気は訪れるものですね。)
『ほかの者へ迷惑がかかる。』
市郎右衛門とゑいが栄一の行為について会話しているシーンでの一部。
市郎右衛門が
『あいつの理屈には もっともなとこもある。』
と、栄一の考えも受け止めつつも、理屈だけではどうにもできないと考えています。
上に逆らえば斬られる可能性がある時代。
そういった時代背景があるからこそ、市郎右衛門は下手に動けなかったんだと思います。
理屈だけではいかない世の中で、他人を気遣い自分の振る舞いを考える市郎右衛門。
周りにも気を遣える”できた人物”の市郎右衛門が不条理を受け入れ続ける姿に、観ていて切なくなりました。
とっさま、頑張れ…。
(市郎右衛門を応援せずにはいられませんが、同時に、栄一たちの新しい時代への移ろいを感じずにはいられませんでした。)
『多忙でこの一年めっきり白髪も増え 一度に年を4つ5つ取ったかのごとき 心地でございます。』
「忙しそうにしているな」と声をかけた徳川慶喜への藤田東湖の返答。
忙しい日々を送っているということを、スマートに返していて格好良いと思いました。
単に「忙しいです」と答えるだけでもなく、忙しい理由を「ああで、こうで…」と語ることもなく…
返し方に個人的に痺れました(*^^*)
さいごに
以上、大河ドラマ「青天を衝け」第5回「栄一、揺れる」で心に残った場面や言葉を(主観で)ご紹介しました。
- 『承服できねぇ。』
- 『誰しも 掛けがえのなきものを 天災で失うは耐え難きこと。』
- 『このような時に 異国も何もあるか!』
- 『強く見えるものほど 弱きものです。弱きものとて強いところもある。人は一面ではございません。』
- 『うちの姉さまだってそんなに弱かねぇぞ』
どれか一つでも気になるものはありましたか?
この記事を見てくれた方の心に残るものがあれば嬉しく思います♪
◇ ◇ ◇
今回は涙するシーンの印象が強く残る回だったように思います。
”このセリフがここでまたくるのか…”
と、胸を締め付けられる思いで観ました。
構成も秀逸だなぁ…。
と感じ、やっぱりいろんなところで魅力溢れるドラマです。
幕府側の、国を守りたいと思う徳川斉昭と伊勢守のそれぞれの想いが熱いのもまた良いですよ!
また、書籍「現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)」を併せて読むと、一層楽しくドラマを観られると思います♪
視聴者を惹き込む魅力いっぱいの本当に素晴らしいドラマなので、未視聴の方はぜひ、映像を観てみてくださいね♪
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