こんにちは、Fireタブレットを活用しているNoko(のこ)です!
2023年10月18日に新世代「Fire HD 10(第13世代・2023年)」が発売されましたね。
Fire HD 10(第11世代・2021年)を使っていて、次のように疑問に思ったことはありませんか?
「”Fire HD 10(2023)”と”Fire HD 10(2021)”は、どう違うんだろう……?」
結論から言うと、2023年モデルは手書き文字入力やスタイラスペンに対応、外部出力(ミラーリング)可能という大きな違いがあります。
他には本体が小型・軽量化されたり、(OSの違いのためだと思われますが)アプリによっては操作性が変化したりしています。
この記事では、Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の違いを比較してFire HD 10(2023)の使用感もお伝えします。
購入を検討中の場合は参考にしてくださいね。
※掲載されている価格はいずれも税込です
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)のスペックなど比較
比較表 [異なる部分]
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の異なる部分の比較表です。
ざっくりと知っておけばよい違いだけを知りたい場合は、「Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の違い9選」の項目へどうぞ。
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
Amazon認定取得のスタイラスペン | ○ | ✕ |
手書き文字入力対応 | ○ | ✕ |
CPU | Mediatek MT8186A 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) | MediaTek MT8183 2.0GHz 8コア |
GPU | ARM G52MC22EE @1GHz | ARM Mali-G72 MP3 GPU(最大800MHz) |
Wi-Fi | デュアルバンド 802.11 a/b/g/n/ac、 2.4GHzおよび5.0GHz | 802.11 a/b/g/n/ac (3軸加速度計) |
Bluetooth | 5.3 LE | 5.0 LE |
カメラ | 5MPフロントカメラ 5MPリアカメラ | 2MPフロントカメラ 5MPリアカメラ |
ビデオコーデック | 1080P@60FPS | 1080P@30FPS |
マイク | あり – シングル | あり(2つ) |
出力 | HDCP 有効(安全なミラーリングのため) | ✕ |
サイズ | 246 x 164.8 x 8.6mm | 247 x 166 x 9.2mm |
重量 | 434g | 465g |
バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 |
カラー | ・ブラック ・ブルー ・パープル | ・ブラック ・デニム ・オリーブ |
Fire OSのバージョン | Fire OS 8 | Fire OS 7 |
AndroidのバージョンとAPIレベル | Android 11、APIレベル30 | Android 9、APIレベル28 |
スペックには記載がありませんが、電源とボリュームボタンの位置も違っています。
比較表 [同じ部分]
Fire HD 10(2023) Fire HD 10(2021) | |
---|---|
指紋センサー | × |
ディスプレイ | 10.1インチ 1080P フルHD |
解像度 | 1920 x 1200 (224ppi) |
RAM (メモリ) | 3GB |
容量 (ストレージ) | ・32GB ・64GB (1TBまでのmicroSDカード対応(別売)) |
3.5mmステレオジャック | ○ |
RAM (メモリ) | 3GB |
容量 (ストレージ) | ・32GB ・64GB (1TBまでのmicroSDカード対応(別売)) |
USBポート | USB-C (2.0) |
充電時間 | 約4時間 |
Alexa対応 | ○ |
Showモード対応 | ○ |
価格 | ¥19,980 から |
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)は細かいところで少しスペックが異なります。
Fire HD 10(2021)よりFire HD 10(2023)の方が多くの機能で性能が上ですが、下回る性能はマイクの数が1つ減ったことくらいです。
ざっと見た感じ、スタイラスペン対応とベースのAndroidのバージョンが11になったところが大きな変化かなと思います。
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の違い9選
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)は細かいところも変わっています。
気になった違いを9個選びました。
- 手書き文字入力
- Amazon認定取得のスタイラスペン
- 電源ボタンとボリュームボタンの位置
- CPU
- カメラ
- 出力(HDMI、ミラーリング)
- サイズと重量
- バッテリーの持続時間
- 一部アプリなどの操作性
それぞれの詳細をみていきます。
手書き文字入力
Fire HD 10(2023)では手書き入力に対応しました。
キーボードを手書き文字入力モードに切り替えて文字を書くと、書いた文字がテキストに変換されて入力されます。
ボタン一つでキーボード入力と手書き入力とを切り替えできます。
自分の名前が変換で出てこない人やキーボードで文字を打つのが苦手な人に良さそうな機能ですね。
※スタイラスペン不要、指で書いてもOKです
手書き文字入力はクセになりそうな感覚です。
読めない漢字も書いて入力して検索ができますよ。
Amazon認定取得のスタイラスペン
Fire HD 10(2023)はAmazon認定取得のスタイラスペン(別売)に対応しました。
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
Amazon認定取得の スタイラスペン対応 | ○ | – |
これがFire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の大きな違いの1つと言っても過言ではないでしょう。
Amazon認定取得のスタイラスペンを利用すれば、ペアリング不要で使い始められます。
スタイラスペンは傾き検知や筆圧感知(レベル 4096段階)、パームリジェクションにも対応しているので、普通のタッチペンに比べてイラストがスラスラと描きやすくなっていますね。
ペンを持つ手が画面に当たって気付けば不要な線だらけ…なんてことは無くなりそう!
対応スタイラスペンで文字やイラストをスラスラと描きやすくなりますね!
電源ボタンとボリュームボタンの位置
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)では電源ボタンと音量ボタンの位置が変わりました。
Fire HD 10(2023)の電源ボタンは端っこにあります。
Fire HD 10(2021)のように本体の真ん中付近に電源ボタンがあるのが苦手だった人にはありがたい変更ですね!
2021年モデルから乗り換えてすぐのときはボタンの押し間違いがよくありました。
慣れれば問題ないかと思います。
CPU
CPUについて見てみます。
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
CPU | Mediatek MT8186A 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) | MediaTek MT8183 2.0GHz 8コア |
Fire HD 10(2023)は”前世代機よりも最大25%パフォーマンスが改善“(製品ページより)とのことです。
Fire HD 10(2021)の動作が少しもっさりしてきて気になっていた人は買い替えのタイミングかもしれません。
2021年モデルでも不満はありませんでしたが、2023年モデルは気持ちサクサク動くかなと感じます。
カメラ
カメラの性能を比較してみます。
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
フロントカメラ | 5MP | 2MP |
Fire HD 10(2023)ではフロントカメラが5MPに進化。
Fire HD 10(2021)より画像がきれいになり、テレビ電話がもっと楽しくなりそうですね。
出力(ミラーリング)
(2023年12月20日時点でHDMIサポートが”なし”に変更されていたので訂正しました)
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
HDMI | なし | |
HDCP | 有効 (安全なミラーリングのため) | なし |
仕様を見るとFire HD 10(2023)ではHDMIがサポートされ、HDCPが有効になりました。
(2023年12月20日時点でHDMIサポートが”なし”に変更されていたので訂正)
2023年9月24日のSNSへの投稿記事(タップして開く)
気付けばFire HD 10 (第13世代)の仕様ページが出てきました。
— Noko @Fireタブレット&デジモノ アドバイス🐈️🐾 (@Nokoyoriyoi) September 24, 2023
Fire HD 10 (第13世代)はHDMIのサポートあり。
ということは、外部出力もできそうですね!
スタイラスペンにも対応しましたし、ペンタブ代わりにも使えるかもしれません!
これは楽しみ! pic.twitter.com/vGGoGQxXr9
HDMIケーブルでテレビやプロジェクターなどの画面に出力できる可能性があります。
※有線接続での外部出力は未確認、確認し次第内容を更新予定
HDMIのサポート以外にFireタブレットのミラーリングに対応しましたね。第5世代以来の復活です。
(関連ページ:Amazon.co.jp ヘルプ&カスタマーサービス「Fireタブレットを使用したディスプレイミラーリング」)
設定画面や画面の最上部から下にスワイプして現れるクイック操作に「画面ミラーリング」ボタンがあるので、ここからミラーリングできます。
サイズと重量
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
サイズ | 246 x 164.8 x 8.6mm | 247 x 166 x 9.2mm |
重量 | 434g | 465g |
Fire HD 10(2023)では小さく、軽くなりました。10円玉7枚くらいやピーマン1個分くらいの軽量化です。
手で持って使うのときの身体への負担が軽減されますね。
約30gの違いは10円玉(4.5g) 7枚くらい※です。
片手で持ちやすくなりました!
(※参考サイト)
バッテリーの持続時間
Fire HD 10(2023) | Fire HD 10(2021) | |
---|---|---|
バッテリーの持続時間 | 最大13時間 | 最大12時間 |
充電時間 (同封のアダプター使用時) | 約4時間 | 約4時間 |
Fire HD 10(2023)ではバッテリーの持続時間が長くなりました。
充電時間は変わらず持続時間が長くなったので、旅行や出張などで出かけたときでも電池切れになる心配は少なそうですね!
2021年モデルでもバッテリー持ちは全然問題ありませんでしたが、持続時間アップは嬉しいですね。
一部アプリなどの操作性
Fire HD 10(2023)ではアプリなどの操作性がFire HD 10(2021)と少し異なることがあります。
(操作性の違いは恐らくOSがFireOS8になったためでしょう)
個人的にとても嬉しかった変化は、よく使う画面収録アプリ(ScRec: 画面録画アプリ)が使いやすくなったことです。
Fire HD 10(2021)ではアプリアイコンを押してからでないと録画が開始されませんでしたが、Fire HD 10(2023)では画面の最上部から下にスワイプしてクイック操作から録画を開始できます。
どちらの端末もアプリのバージョンは同じなのに、2023年モデルでは操作性が向上していて手間なく画面録画を開始できます。
他にも、ファイルアプリではビデオや画像などを検索しやすくなっていました。
一部アプリが使いやすくなっていて感激しました。
2023年モデルはすごい……!
Fire HD 10の価格
Fire HD 10の価格は次のようになっています。
Fire HD 10 | |
---|---|
32GB | ¥19,980 |
64GB | ¥23,980 |
Fire HD 10(2023)への買い替えがおすすめな人
Fire HD 10(2021)を使っていて、Fire HD 10(2023)に買い替えた方が良さそうな人は次のような人です。
- 手書き入力を使いたい
- スタイラスペンを使って絵を描いてみたい
- 画面を外部出力したい(大画面に映したい)
- Fire HD 10(2023)で使いたい本体カラーがある
- Fire HD 10(2021)のバッテリー持ちが悪くなってきた
- Fire HD 10(2021)の動作が少しもっさりしてきた
Fire HD 10(2021)で何も不満がないなら、そのままでも良いかなと思います。
手書き入力やスタイラスペンの使用、外部出力を試したいなら買い替えてみるのも良さそう!
使ってみたら画面ミラーリングが便利だったので、買い替えもありかと思います!
まとめ:Fire HD 10(2023)は大きな変化も小さな変化も魅力的!
この記事ではFire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の違いについてみてきました。
さいごにFire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)の違いを振り返ります。
- 手書き文字入力
- Amazon認定取得のスタイラスペン
- 電源ボタンとボリュームボタンの位置
- CPU
- カメラ
- 出力(ミラーリング)
- サイズと重量
- バッテリーの持続時間
- 一部アプリなどの操作性
Fire HD 10(2023)とFire HD 10(2021)との大きな違いは手書き入力とスタイラスペンの対応です。
手書き入力は指でもできるので、読めない漢字や一発で変換されにくい漢字を入力するときに役立ちそうです。
キーボードで文字を打つのが得意じゃない人にも手書き入力はありがたい機能ですね!
また、Amazon認定取得のスタイラスペンを使えば、傾き検知や筆圧感知、パームリジェクションにも対応しているのでイラスト描きが捗りそうです。
ペアリング不要で使えるのも便利。
「Fireタブレットで手書き入力やスタイラスペンを使ってみたいな……」
という人はFire HD 10(2023)で試してみてくださいね。
想像以上にスラスラと入力できたので、一度やったらやみつきになるかも。
ぜひご自身でご体験ください。
以上です。
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